こちらでは最近の韓国の掲示板投稿とコメントを翻訳しています。

日本には世界的にも有数の、非常に多様で古い怪物──すなわち妖怪に関する伝承が多く、その種類も膨大だ。
しかし、こうした妖怪たちは昔の日本では忘れられつつあった。
今でこそ日本人は自国に古くから伝わるさまざまな妖怪を知っているが、実は明治維新以降、日本が近代化を進める過程で妖怪は「前近代的迷信」とみなされ、排除されようとしており、日本の妖怪は徐々に絶滅しそうな状況だった。
それを一人の漫画家とその作品が復活させた。

それがまさに、水木しげるの漫画『ゲゲゲの鬼太郎』である。
こうして日本の大衆の記憶から消えかけていた妖怪たちを蘇らせた漫画が、この『ゲゲゲの鬼太郎』だ。

『ゲゲゲの鬼太郎』は、作者の水木しげるが太平洋戦争で片腕を失って帰還した後、漫画家となり、事実上初めて大ヒットした作品である。
あらすじは、幽霊族の末裔である鬼太郎が、人間を困らせたり悪さをするさまざまな妖怪たちと戦うというもの。
水木しげるが、この作品に登場する非常に多くの忘れられかけていた妖怪を描くことができたのは、自身の妖怪研究もあるが、幼い頃、隣に住んでいた「のんのんばあ」という老婆から妖怪の話を聞いて育った影響が大きかったという。

『ゲゲゲの鬼太郎』は1960年代に初めてアニメ化されて以降、70・80・90・00・10年代まで、どの年代にも必ずリメイクされ、日本のテレビで放映され人気を集め続けた。
日本にこれほど多種多様な妖怪の種類や逸話が伝えられており、それらを商品化した作品やキャラクターが多い理由は、日本の子どもなら1960年代から今に至るまで、テレビをつければ誰もが『ゲゲゲの鬼太郎』を見て育ち、日本の妖怪に親しみを持つことができたおかげが非常に大きいと認められている。
さらに『ゲゲゲの鬼太郎』のアニメは、60年代の第1作から2018年の第6期まで、オープニング曲が一度も変わったことがない。
編曲こそ少し異なるが、リズム、メロディ、作者自身が作詞した歌詞などは、50年経っても同じであることが分かる。




今日、日本の妖怪や怪物を扱う作品は、多かれ少なかれ水木しげるの影響を受けていると評されており、『ニューヨーカー』誌は、「『ポケットモンスター』や『妖怪ウォッチ』を含む数多くの妖怪フランチャイズのロードマップを与えた」と評価している。
https://www.newyorker.com/culture/culture-desk/shigeru-mizukis-war-haunted-creatures

こうした水木しげるの独創的なスタイルと漫画は、今では“漫画の神様”と呼ばれる手塚治虫ですら嫉妬し、「お前の絵は汚くてみっともない」「この程度の漫画なら俺だっていくらでも描ける」とディスったほどで、手塚治虫と水木しげるは仲が悪かったという。

(水木しげるの故郷に建てられた鬼太郎の銅像)
とにかく、今ではこれほど有名な日本の妖怪たちも、水木しげるとその漫画がなければ、今ごろ忘れ去られていたかもしれない。
ちなみに、


【トッケビ(韓国の妖怪)】
※韓国のトッケビは、日本の鬼(オニ。鬼の一種)とは異なる。
トッケビは韓国妖怪の代表的存在だ。日本風に言えば“鬼(オニ)”のような存在だが、
恐ろしくはなく、性格は楽天的で親しみやすい。
人間を誘拐したり、牛の糞を餡(あん)に見せかけて人に食べさせるなど、悪戯を好むこともあるが、トッケビが最も好きなのは人間と相撲を取ることだという。これは日本の河童とよく似ている。
また、トッケビは人間と知恵比べをするのが好きで、負けるとひどく悔しがり、何度でも挑戦してくる。しかし、トッケビは性格が良いため、トッケビに気づかれないようにわざと負けると、お金や物を手に入れられる。
韓国では、理由もなく突然金がなくなった人のことを「トッケビに魅入られた」とも言う。
このように、トッケビは福の神の側面もあるように見えるが、実はトッケビはそそっかしく(よく忘れると言われる)、人間にお金を借りて返したことを忘れて、何度もお金を持ってきてしまうからである。
トッケビが現れるのは山や森、廃屋、井戸、便所など様々だが、やや暗い場所を好み、明るい場所を嫌うとされる。

【孫閣氏(韓国の“娘霊”の一種)】
韓国では、人生に不満を抱いたまま死んだ者は、その魂が悪い働きをして鬼神になると言われている。孫閣氏と呼ばれる鬼神は、大人に近い娘が恋の悦びを知らないまま死んでしまったため、未練と怨念から悪霊になった存在である。
この娘の霊・孫閣氏は、自分が人生を楽しむ経験をできなかった恨みから、他の若い女性が楽しんでいる姿を激しく嫉妬し、取り憑いて悪行を働くとされる。
こうした孫閣氏に取り憑かれないよう、若い娘を持つ母親たちは注意を払った。娘が病気になると、巫女を呼んで孫閣氏の呪いかどうかを確認する。
もし憑依されていた場合はすぐに祈祷を依頼し、様々な供え物を準備し、巫女は鈴を鳴らしながら舞う。そして娘に憑いた孫閣氏を衣服へ移し、その娘の衣類を空き部屋に積み上げ、一日中祈祷を行う。
もし祈祷を行う暇もなく娘が呪いで死んでしまった場合、その娘も孫閣氏になるおそれがあるため、埋葬の際に特別な儀式を行う。まず死んだ娘に男物の服を着せ、通常とは逆向きに墓穴を掘って埋め、棺の周囲に棘の多い枝を埋める。これは男性と間接的に接触させることで慰めようとするためである。
韓国の妖怪についても取り上げられたことがある。
[翻訳元]https://www.dogdrip.net/672794682
韓国の反応(コメント)
- 1.どこかの韓国人 2025-12-01
うちの国のトッケビは血を嫌うから、血の代わりに小豆粥を作って撒いても怖がって逃げるという話があった。
- 2.どこかの韓国人 2025-12-01
>>1
原典かどうかは分からないけど、毎晩役人のところへ囲碁を打ちに来るトッケビに対して与えた秘法が、血のように赤い小豆粥をふるまえっていうやつだったわw
似たように、全北・任実では群れの鬼神たちが堤防を築いてくれたから「望みは何か」と聞いたら“豆一粒ずつ”でいいと言うので、豆一杯を煮てあげたところ、ひとりだけ食べられない鬼神がいて、その場だけ壊して帰ったっていう説話もあるw ほんとよく手伝ってくれる。
- 3.どこかの韓国人 2025-12-01
劇場版は去年だったか、韓国でも公開したよ。
- 4.どこかの韓国人 2025-12-01
韓国の妖怪も再発掘して、全国八道を舞台にした“着虎甲士”を中心に、韓国版モンスターハンターみたいなのが出てほしい。
あらゆる迷信を公式には“トラの仕業”として片づけて、韓国の怪物・妖怪を専門に退治する政府直属の親衛部隊、着虎甲士たちが活躍する物語。
👍2
- 5.どこかの韓国人 2025-12-01
>>4
『紙虎(チョンイホランイ)』をおすすめする。
- 6.どこかの韓国人 2025-12-01
主人公の名前が“マモキ”だから、海賊版みたいだな。
- 7.どこかの韓国人 2025-12-02
手塚が水木しげるを嫉妬していたのは事実だけど、互いに仲が悪かったというのは事実ではない。
むしろイベントなどで会うと、水木が手塚に「寝ないと健康に良くないですよ」と助言するほどの仲だった。


コメント
韓国にはモルゲッソヨがいるじゃないか